くずし字に詳しい方に質問致します。
将棋駒「歩兵(ふひょう)」の裏側の「と」は、金のくずし字でしょうか。
将棋界では、「歩」の裏側の「と」は、「金」のくずし字だと説明されています。
初心者講座の講師を勤めた際、私も「歩」の裏側の「と」は、「金」のくずし字だと説明致しました。
Wiki歩兵には、
なぜ「と」に似た文字が書かれているかについては、
1.「歩」は「止」を2つ合わせた字で「止」の略字は「と」であるから、歩の成駒の「と」は前身が歩であることを示すため、「止」の字を略して「と」と表示したという説
2.ひらがなの「と」に見えるが、実際には「金」を崩した文字であるという説
3.「金」と同じ読みの「今」(きん)を崩した文字であるという説
4.登金の略字であるという説
との記述があります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A9%E5%85%B5_(%E5%B0%86%E6%A3%8B...
手元の『くずし字用例辞典』児玉幸多編・東京堂出版を見みますと、
1.止_「と」が見付かりました。
2.金_「と」が見付かりません。
3.今¬_用例中に「と」に似た字があります。
4.登_「と」が見付かりません。
『くずし字用例辞典』見た限りでは、Wikiの“「止」の字を略して「と」と表示したという説”が正しいようですが、くずし字に詳しい方の御意見を御聞きしたいと考え、質問投稿致しました。
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江戸時代の将棋の文献(詰将棋集など)には「と」のかわりに「今」のくずし字が使われているものがあり、江戸期には図式表記として「と金」と「今金」が混在していたようです。くずし字の一般的な概念とは違い「将棋」という世界における特異変異として「今金」から「と」を採用したとするのが自然な流れであるとおもわれます。平安・鎌倉期にも「と金」は散見されており、「と金」の歴史はかなり古いようです。将棋界にとって決定的であったのは、現代将棋駒のルーツとされる「水無瀬駒」がすでに「と金」であったことによると思われます。(16世紀末)「金」をいくら崩しても「と」にはならないのはその通りと結論されます。大将棋から現行将棋への変遷のなかで「今金」から変化したという説が有力であろうと思われます。
追伸
私見ですが、変化の過程で「金」が「今」とクロスして「と」に至ったのではないかと、考えております。
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