将棋のルール（勝敗の定義）について質問です。 専門家の方など、詳しい方教えて下...

将棋のルール（勝敗の定義）について質問です。

専門家の方など、詳しい方教えて下さい。

私は、将棋とは王が取られたら負けるゲーム、

もしくは王を取ったら勝つゲーム、だと思っていたのですが、



将棋の本を見ていたら、

以下のことが「反則」と書いてありました。



・王手をされたのに放置してはいけない。

・王が取られる場所に移動してはいけない。



詰められたプレイヤーは、これに抵触する事態に陥るわけですから、

そのプレイヤーは「王を取られた」ことによって敗北するのではなく、

「反則負け」によって敗北する、と考えて良いのでしょうか。



または、

勝つプレイヤーは、「王を取る」ことによって勝利するのではなく、

「相手を反則しなければいけない状況に追い込む」ことによって勝利する、

と考えて良いのでしょうか。

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将棋は玉を取るゲームではなく、玉を詰ますゲームなのです。

審判がいれば「詰み」を確認した時点で終わりです。

「反則負け」の手を指す前に敗北が決まっています。

例えば、Ｙａｈｏｏ将棋では詰みを自動判定して、その時点で終了します。

審判がいなくても、相手も「詰み」を認めれば、投了しなくても終わりです。



「詰み」とは「相手を反則しなければ王手を回避できない状況」ですので、

あなたの最後の考えで正しいのですが、ゲームが終了するタイミングは、

「反則負け」の前です。



初心者に教えるときは「詰み」という概念を教えるのが

ちょっと面倒くさいので、便宜的に「取ったら勝ち」とか

言ってますけど、本当は違うんですね。



「玉を取る」でも同じようですが、「詰み」でないとまずい理由があります。

それは「打ち歩詰め」と言って、歩を打った瞬間に相手の玉が

詰んでしまう手は反則で指してはいけない、というルールがあって、

これを説明するには、「詰み」の概念が必要になるからです。



審判がいなくても、通常は詰まされた側が負けを認め、投了して

終わります。しかし、詰まされたのに、投了せず、審判もいない場合は、

ちょっと面倒なんですよ。３級くらいのころ、連盟道場で年配の方と

指したとき、詰んでいるのに相手が投了せずじっとしていて、

どうしようかと思ったことがあります。詰む前に投了するのが普通で、

詰むまで指した場合でも、詰まされた瞬間に「負けました」と言うものですが、

この時は詰まされたのに、３０秒くらい無反応でじっとしてるんですよ。

で、仕方がないので「詰んでますよね？」と確認したのですが、

やはりじっと黙ったまま無反応で、どうしていいか困りました。



結局、そのまま対戦カードを手合い係に持って行って、

勝ち星を付けてもらいましたが、将棋って投了を告げることが

前提のゲームなんだなぁ、って思いましたよ。

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回答の仕方が難しいのですが、、、、



反則をせざるおえない状況に相手を追い込むというより、（負けそうである方が）反則負けするというより敗戦濃厚な状況で潔く投了するということが美学というゲームである。



と言えば伝わるかな…

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専門家ではありませんがアマ五段のものです。

微妙な質問のため、回答が難しいですが参考になりましたら





結論から言いますと、ご質問様の考えは厳密に回答するなら間違いです。





将棋は 『王様を取る、取られる』で決着がつくのではなく



『王様を詰ます、詰まされる』で決着がつきます





『玉を詰まされた』つまり、次にどこに動かしても王様を取られる

状態になったら負けです。そして、玉を詰まされたら自分で負けを

認めるのが一般的です。これを『投了』と言います。



投了せずに王様を取られるように１手動かしたらご質問者様の

言うとおり反則負けになります。この場合、反則負けになるか

ならないかは勝敗がついた後の話になります。



上記反則は負けた方が犯すことになります。よって勝った方は

相手の反則で勝ったことになります。





次に



勝つ側の「相手を反則しなければいけない状況に追い込む」

ですが、このような状態で勝つことは理論上あり得るというだけで

普通ではほとんどあり得ない勝ち方です。



その状態ですが



『 勝つ側が王様以外の相手の駒を全部取った状態で、かつ相手の

玉が動ける場所にはすべて味方の駒が利いている 』



上記の説明で解りますでしょうか？負ける側は自分の

王様を取られる『自殺手』しか残っていない状態です。

実際に将棋の対局でこのような状態が出現することはまず

ありません。特に、専門家同士の対局では絶対にありません。





ご質問者様の質問には、回答し始めてから相当考え、書いては

消しを繰り返しました。特に勝つ側の考え方はほとんど考えなくても

良い状態です。将棋の勝敗は反則での勝ち・負けだけで決まる

ものではありません。



質問に正確に回答するためには内容が極端な例になっております。

たいへん失礼ですが、将棋のことをまだ良く理解されてないようです。



将棋の反則には他に



① ２歩

② 打ち歩詰め

③ 動く場所のない駒

④ 連続王手の千日手



上記４つの禁じ手もあります。もし、１つでも解らないものがあれば

将棋の正確なルールの把握から始められたらいかがでしょうか。

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片方の玉が詰みになった時点で終了しているのですが、それを誰が判断するのか、ということが曖昧になっています。

大抵の人は、詰まされたら投了すべきだといいますが、勝負がついて対局が終了しているいるのに、投了するのは変ですよね。

連盟の将棋のルールはあまり論理的、網羅的にに出来ていませんので、細かいところを突き詰めると、どんどんあらが出てきます。

投了優先ということで、ルールの曖昧さを目立たなくしている面があると思います。