詰将棋って解けるようになるにしたがってだんだん手数をあげていったほうがいいといわれたこともあります。詰将棋パラダイスの短大や大学や大学院などとてつもなく長手数の問題がありますがあれは実践に役立つのです
か?短くてやさしいものを何題も解くのが効果的というのも聞いたこともあります。詰パラのような長手数のものをだんだんと解けるようになって次第に何十手、何百手と解けるようになったら棋力っていうのは実際あがるものなんですか?終盤力に限らず^^; あと、実際に実践に役立つのは何手ぐらいなんですか
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Q1:詰将棋パラダイスの短大や大学や大学院などとてつもなく長手数の問題がありますがあれは実戦に役立つのですか?
A1:残念ながら、実戦に役立つことはあまりありません。特に「趣向詰」と呼ばれる分野の詰将棋は、詰将棋独特な読みの世界になるので、指し将棋とはまったく別物です。
Q2:詰パラのような長手数のものをだんだんと解けるようになって次第に何十手、何百手と解けるようになったら棋力っていうのは実際あがるものなんですか?
A2:何百手の作品はともかく、何十手のもので読み込ませるタイプの詰将棋なら棋力向上に役立つとは思います。ただし、初段まででしたら、せいぜい15手(表紙ないしは高校クラス)までで十分でしょう。
Q3:終盤力に限らず^^; あと、実際に実戦に役立つのは何手ぐらいなんですか
A3:まずは9手ぐらいまで(ヨチヨチルーム・保育園~中学校クラス)がいちばん役立つと思います。24を見ていると、初段近くの人でも、秒読みの中では簡単な5手詰も見えていないようですから。ちなみに、『詰将棋パラダイス』の8月号で言えば、『野村量特集』は正に適題。この種の簡素形かつ短手数の詰将棋では、私は、持駒部分を隠して持駒当てをよくします。「手駒に何があれば詰みに持って行けるか」という視点が鍛えられますよ。
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他の方も書かれていますが、日々の訓練ということでしたら短手数のものを繰り返し解いたほうが、基礎的な訓練として役に立つように思います。また、たまに中編(17~35手あたり)を暗算で(駒を動かさずに頭の中だけで)解いたりすれば、自信につながるでしょう。実戦においても、局面によっては直線で30手、枝葉を入れれば100手以上を読むぐらいのことは、アマチュアでも上級者ならやってると思います。
長編や超長編レベルになると、指し将棋の棋力が上がるとかはあまり関係ないと思います。詰将棋には詰将棋特有の手筋が沢山ありますが、長手数を成立させているようなシステムが指し将棋に現れることは皆無に近いです。
個人的には、詰将棋を解いて指し将棋の棋力アップなんてことは、とうの昔に諦めてまして、詰将棋というパズル単体として楽しむことにしてます。長編の趣向詰とか、手順を再現して駒の動きを眺めているだけで楽しいですよ。
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短手数のものをたくさん解くのが効果的というのは事実です。
なぜなら、手筋が学べるから。
対して、長手数のものに取り組むと読みが鍛えられます。
ゆえに中盤の読む力もup。
短手数と長手数、それぞれ違う能力が鍛えられます。
初級者の場合は、短手数でも両方鍛えられますね。
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最初は3手読むのも大変ですが、読みに慣れてくると、5手、7手が読めるようになります。
アマ初段で7~9手くらいが標準です。
ある程度段位が上がってきたら、終盤は詰めろ、詰めろのラッシュになりますので、実戦形で、30秒以内に15手くらい読めるようになりたいものです(あくまで理想)
プロを目指すなら、もっと手数の多いやつをやるでしょう。
徹底的に変化を読み潰す必要が出てくるので、30手、50手くらいの詰め将棋の変化をしらみ潰しに読む棋力が必要になります。
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あなたが実戦でどれくらい先まで読んでいるのか次第では?
変化の少ない直線的な手順の局面ならかなり読まれるでしょうけど、手の広い局面ではプロみたいに読むのは大変かと思うのですが。
実戦でご自分が読まれているくらいの手数の詰め将棋に取り組まれるのが、現実的かと思いますが。
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