「詰む将棋」
…詰将棋の態を成してはいるが捨て駒などの妙手がなく、
平凡に王手を続けていれば詰んでしまう作品を揶揄した言葉。
当然のことながらそのような作品の価値というのはほとんど0でしょうが、
世の中暇人は多い(?)ので
「どうせなら長手数の詰む将棋を作ってみよう」
なんて考える(考えた)人もいそうな気が…
下図は自分が即興で考えた「詰む将棋」です
(一応捨て駒による余詰めが出ないよう留意?しました)が、
…これより長手数の「詰む将棋」ってのはあるのでしょうか?
(注記)
・この問題が解けたからといって
「俺は○手詰めの詰将棋を解いたぜ」
という自慢にはならないのでご注意を(笑)。
・一応「作品」なので、無断転載・転用禁止。
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俗に言う「一本道詰将棋」というやつですね。一時期は詰パラでも流行ってました。
中でも名作はダントツでこれでしょうね。芸術的な手順に感動します。
1981年 玉野忠捨氏作 43手
http://www.ne.jp/asahi/tetsu/toybox/challenge/c1044.htm
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そういえばどっかの高校の将棋部が「詰む将棋パラダイス」という雑誌を出してましたな。
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▲9七歩△9五玉▲9六歩△9四玉▲9五歩△9三玉▲9四歩△8二玉▲9三歩成△7二玉▲8三と△6二玉▲7三と△5二玉▲6三と△4二玉▲5三と△3二玉▲3三歩△2一玉▲1一歩成△2二玉▲1二と△2三玉▲1三と△2四玉▲1四と△2五玉▲1五と△2六玉▲1六と△2七玉▲1七と△2八玉▲1八と△3九玉▲4八銀△4九玉▲5九金
まで39手詰め
玉が9六からぐるっと廻って4九で詰む!玉が3二に来た時、分からなくなりました。
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馬ノコを使うと、わりと簡単に数十手以上の長手数のものを作ることが出来ますよ。
馬が王手をしながら(玉は同じところを行き来します)、少しずつ離れながら、遠くにある歩を取って、また戻ってきて、その歩を使って詰ませるという感じです。
手数伸ばしには、一番簡単だと思います。
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面白いとは思いますよ。ただ、王様を、左辺~上辺~右辺と追い回すのであれば、下辺においても何か工夫が欲しかったですね。
下辺に玉を追いやった後銀を打って金を引くだけというのがちょっともったいないかなぁ。
ただ、捨て駒とか妙手とかがない詰め将棋を作りたかったとのことですのでしょうがないかとは思います。
一本道とは書いてありますが11歩成に対する玉方の受けで、一瞬22玉か31玉か迷いますね。まあ31は銀打って3手詰めなので却下ですがw
こういう変化手順があるのは、「一本道詰め将棋」としてはマイナスですね(普通の詰め将棋ならば、紛れ手順はたくさんあったほうがおもしろいのですが)どうせやるなら、解くほうが何も考えずにすらすら駒を動かせる作品の方がいいかと思います。
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発想は悪くないのですが、7手目以降は絶対手の連続ではなく、一本道ではないため、評価できません。
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