詰将棋の作り方を教えてください
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人によってアプローチは違うと思います。
・詰め上がり(またはその直前)の形から逆算していく
・ベースとなる形を決めてそれに付け足していく
・最初に使う駒の数を決める
→駒を適当につかみ取りしてこの駒だけで作る、という「握り詰め」という業?があります。
・実戦で現れた形を参考に作る(場合によってはそのまま問題に)
→今日指された棋王戦挑戦者決定戦の投了図はほとんど「そのまま詰将棋」。
…など。
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一番多くの人が作る方法は「順算」と言って、複数手順を一組に作って、前後に詰め将棋のルールを満たす序と収束を加えて完成させます。
問題は、自分が表現したい部分を思い浮かべる構想力と、その後半から収束をつなげる技術です。
どちらも、かなり多くの過去の詰め将棋を鑑賞または解いて、自分の中に豊富な形と手順のセットを持つ事です。
多数の作図をしている人は、1つの素材から、いくつかの表現を描き、それぞれに合う収束を思い浮かべる事が出来ます。
詰め上がりから作る逆算は、別の技術と手順セットの持ち合わせが必要です。
数題作るのと、100題作るのでは方法も異なります。
また、手順等に狙いを入れるのは、それ以外をそれに合わせて組み立てる、豊富な形と手順の持ち合わせが必要です。
実戦から取材する方法もありますが、詰め将棋として完成するには、ほとんど原形が残らないくらいに組なおす必要があります。
ごく少数の偶然を除けば。
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