将棋の本
あなたのベスト3に入った本を教えて下さい
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雑誌を除いて900冊はあるので
難しいですが回答します。
ホントに3つだとちょっと厳しいので
3ジャンルに分けて
1番と次点を決めたいと思います。
1.定跡書部門
四間飛車の急所(1)~(4) 藤井猛著 浅川書房
浅川さんのレイアウト構成の素晴らしさも光りますが
藤井九段の素晴らしさがわかる本
最高の定跡書ではないでしょうか
(内容的には居飛車党なので矢倉の急所の方が役に立ちますが)
「急所」というネーミングもいいですが
これは「現代将棋の急所」(山田道美著)
初版文芸春秋、再販日本将棋連盟
が最初です。
次点
現代矢倉の基礎知識(上)(下) 中村修著 マイコミ
矢倉の急所 森内俊之著 だけでは理解しにくい
相矢倉戦法の全貌が掴みやすい本ということで
2.実戦集部門
天野宗歩手合集
現在の内藤国雄 著 木本書店
の元本は著作権の切れた
将棋大全集 天野宗歩実戦集 大崎熊雄著 誠文堂
指し手から受ける感動度が段違い
天野宗歩手合集(上)(中)(下),古棋書復刻委員会
も持っていますが一般には入手しにくいので…
次点
升田将棋選集 全5巻 升田幸三著 朝日新聞社
作戦勝ちをする楽しさ、構想の素晴らしさを教えてくれる。
また、升田節が堪能できて読みものとしても
素晴らしいです。
升田節が堪能できるのも当然で
東公平氏の口述筆記のようなので
紙質が良くて100年たっても
腐らない紙(中性紙)を使っている。
普通の洋紙(酸性紙)ではないところに
歴史を超えて残り続ける不滅の本たらんとする意気込みがある。
3.終盤書部門
昭和詰将棋秀局懐古録(下) 田邉重信著 金剛出版
発売時(昭和62年)定価25,000円とかなり高い本ですが
素晴らしい製本で詰将棋の名作を鑑賞できる。
大きさは
将棋戦法大事典 加藤治郎、木村義徳、真部一男著 大修館書店
と同じくらい
次点
来条克由必至名作集 来条克由著 野口出版
必死問題の最高の作品集
番外として読み物
山田道美著作集 第8巻 随筆評論詰将棋
山田道美著 監修中原誠 大修館書店
詰将棋はかなり良くないですが
随筆と評論は素晴らしいです。
また、第1巻~第3巻は
定跡書としても非常に良いのですが
内容がかなり古いので選から外してあります
角換わり腰掛け銀研究 島朗著
はこの本を目標として書かれたそうです。
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雑誌を含めると2000冊以上所有している者です。
棋力は倶楽部24で2400前後。将棋に関しては
責任を持ってお答えできますので参考にしていただければ
幸いです。
まず、前提として定跡書は除外しております。理由は
古いものは結論が変わってくるからです。これから先
何年たっても、ルールが変わらない限り参考になる、
そのような本を挙げております。
1位 光速の終盤術 ( 谷川 浩司著 )
私が読んだ中で最高の1冊です。終盤の考え方は
これ1冊で十分ではないでしょうか(ただし絶版に
なっていると思います)
2位 読みの技法 ( 島 朗 著 )
前提の内容通り、将棋の基本となる考えが
示されております。
3位 戦いの絶対感覚シリーズ
この本は谷川17世・森内18世・羽生19世
佐藤康光元名人の4人の名人経験者が出版して
おります。この本は4冊どれも甲乙つけ難い内容です。
最後になりますが、私は現在29歳で読んだ本は平成以降出版の
物が中心です。比較的新しい本の中から選んだことを付記しておきます。
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