詰将棋の問題として、攻め型の持ち駒が無い状態で詰むようにならないとダメなのですか。
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詰め将棋の問題としては、持ち駒が余って詰んでしまう問題は
不完全作、ということになります。不完全作であっても、
詰め将棋の問題には変わりない、という考え方もありますが、
作品としての価値はありません。
もし不完全作で、持ち駒が余って詰んでしまったら、それは
出題者のミスであり、回答者のミスではありません。
完全作であれば、全ての持ち駒を使わないと詰まない手順が
あるはずで、それが玉方の最善の逃げ方(受け方)となりますから、
それが正解手順になります。玉方は最善の逃げ方(受け方)をする
必要があります。
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玉方に同じ手数の逃げが複数あって一部が駒余りになる場合は、駒が余らない方に逃げるのが普通なので短編でなければ瑕疵は小さいと思います。
他方、詰方に長手数だが駒余りの攻めがある場合。「最短手数で詰める」を文字通りに解釈すれば作意は成立しますが、しかしだからこそ問題としてフェアではないとも言えるので、最近は不完全とされています。
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詰将棋で詰めあがった時に駒が余るのは、出題した人か、解答者のどちらかが悪い。罪が重いのは前者です。最近では、解答者が惑わないように、昔は良かった変長(変化で作意より2手多い駒余り)はダメ。短編の変同(途中からの変化が同手数で詰む)もダメ。作る側も大変です。以前、専門誌で大道棋コーナーというのがありましたが、ここでは作意で駒余りを認めていました。
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詰め上がりに持ち駒が余らないというのは詰将棋の作者に課せられた義務ですので、解者(解く人)には無関係です。たとえ持ち駒が余ろうとも詰めばいいんです。ただ、持ち駒が余ったとしたら、不完全作の場合もありますが、玉方の手に巧妙な受けがあって解き方を間違えていたなんてこともあります。
なかには偽作意といって、いかにも詰将棋らしい手順で持ち駒も余らずピッタリ詰むけど、実はそれが作者の仕掛けた罠で、途中わかりにくい受けの手順があって、実際は別の手順で詰むなんて作品もあります。
最近はIT機器の進歩で、ソフトで詰将棋をマスターしたなんて方も多いのではないでしょうか。ソフトによっては融通が利かないようで、勘違いする初心者がいるかもしれません。先日も家電量販店の店頭にiPhoneが置いてあり、詰将棋のアプリがあったもので挑戦してみました。7手詰の1問目が9手で詰んでアレッと思ったら余詰。ただ、実際に動かしてみると作意の7手解しか受け付けないようになっているんですね。余詰順をやろうとしても6手から先に進まない。
こういうケースを体験しちゃうと、「指定された手数を超えて詰めても正解ではない」と勘違いする初心者がいても不思議ではないですね。チェスのプロブレムだと、こういうルールですし。
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持ち駒が余っても詰めばオッケー。
問題作ったやつがバカなだけ。
横槍八段より
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>攻め型の持ち駒が無い状態で詰むようにならないとダメなのですか。
ダメというか、もし詰め上がりで持ち駒が余ったということなら、不完全作でない限りはそれは不正解だと考えてください。
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受方が最善手を続けた場合、詰みでぴったり持ち駒がなくなるように作らないとだめです。
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