詰将棋について
質問なんですが、詰将棋で「答えが見える」っていうのと「答えを読む」というのは意味が違うんですか?
なんか先輩が、15手詰めを数秒で詰ましたので、読むのが早いですねといったら、いや答えが見えたんだよといわれました。
先輩が言うには、頭の中で詰まし終わった後の図が浮かんで、後からその詰んだ図が正しいか判断するらしいですが・・よくわからなかったので質問をしました。
その先輩は、詰将棋が大好きで「詰将棋パラダイス」という雑誌を解いてるらしいです。
そんなことってあるのでしょうか?
前に解いた事があって答えを覚えてたのとは違うのでしょうか?
解答をよろしくお願いします
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答えというのは、「見える」ものです。
一瞬で見えるようになります。
野球で、外野が、バッターが打った瞬間、打球の落ちる位置に向かって、走り出すのと同じです。
理論的?に考えると?、打球の方向と初速と角度を見て取って、計算しないと、落下点は算出できないはずですが、プロじゃなくっても、上手な人は、打った瞬間に走り出しますが、それと同じです。
瞬間に見えるようになるんです。
で、「詰めパラ」やっているというなら、詰め棋界では、最高峰の人です。
NHKの詰め将棋は、問題じゃなくって、先週の回答ってありますよね。先週の問題が映って、すぐに回答をしゃべりだしますが、その1秒程度の間に、解けます。そんなレベルの人です。
君も、簡単な1手詰めなら、一瞬で「見える」じゃないだろうか。それも、将棋覚えたての人は、なかなか見えないものだよ。
君も、一生懸命時間を使えば、3手詰めくらいなら、「見える」ようになると思うから、がんばってみてね。
ま、指し将棋のアマチュアでも四段くらいは、7手詰め程度は、一瞬で「見える」ものです。
それくらい、勉強に時間を使っているってことですね。
で、詰め将棋のトップクラスの人にとって15手というのは、短い部類です。
また、詰め将棋によっては、詰め上がりがすぐに浮かんじゃうタイプもあります。
よくある手筋ものだと、そうなります。
で、あえて詰め将棋ではけなされてしまう手を入れたり、手筋とはまったく無関係の一手が入って、一見して見える手筋とはまったく別の手順で詰む詰め将棋とかは、時間がかかるみたいですよ。見えないので、読んで確認しなきゃいけないですから。
とはいっても、読みの速度は、君の1万倍くらいの、高速で読みをいれるんですが。
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詰め将棋でも最後の収集の仕方はけっこうパターンが決まっているんですよ。
だから15手でも23手でも最初から考えていって解くというより
最後の形がこうなるだろうと予想してからその裏づけ(逆算)をして
合ってた^^みたいに解いたってことでしょう。
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詰め将棋をおやりになれば、来年には実感できます。
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詰めパラ定期購読者です。
作図まで足を踏み入れるような読者であれば、多くの詰め上がり図が頭に入ってしまいます。
あなたも簡単な詰将棋を数多く解いていくうちに、詰め上がり図のパターンはそんなに多くないことに気づくはずです。作者の意図がわかるようになれば、一瞬にして詰め上がり図が目に浮かんでしまうのです。あとはマギレなどを検証していくという作業になります。このような考え方を逆算といいます。問題図から手順に沿って1つずつ読んでいるわけではありません。詰めパラには初心者向けのものもありますので、定期購入ください。
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詰将棋パラダイスは唯一の詰め将棋専門誌で、非常にマニアックな出題が多いのです。ですから貴方の先輩は新聞・一般紙にある詰め将棋を卒業した方なのでしょう。そういう方は詰め将棋の盤面を見た瞬間に最終的な詰み形や詰め手筋が直感的に見えてしまうのです。かくいう私もそういう時がありますよ。詰め将棋の盤上の駒には必ず意味があり、ひとつも無駄な駒が無いので、それも解くためのヒントになります。詰め将棋を多く解く人の頭の中には数多くの詰み形や詰め手筋がつまっているのです。決して答えを覚えているのではありません。
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