将棋と詰将棋の違いを教えてください。
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詰将棋は局面の一部分を使って、相手の玉を詰める、
語弊を恐れずに言えば「パズル」。
通常の将棋(以下「本将棋」)と違うのは…
①こちらは必ず「王手」でなければいけない
②こちらは最短手順で玉を詰める
③相手は最長手順で受ける(無駄な合い駒は不可)
④こちらの持ち駒は全て使い切る
⑤盤面の駒・こちらの持ち駒・玉以外は全て相手の持ち駒として、合い駒に使用できる
終盤力向上には詰将棋を多く解くこと、と言われます。
詰将棋の9割?は本将棋では99.999%実現しない局面ですが、
まぁ、そこは気にしない(笑)。
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詰将棋は、本将棋(あえてこう書きます)の一部分を切り出して、
最終盤の「詰み」部分の力をつけるのにもっとも適した手段です。
新聞雑誌テレビでよく登場する作品は、純粋にそうした「詰み」を
読み切る力試しができるものです。
ただ、単に相手の王様を詰ませるだけでなく、そこにいろいろな美意識とか
芸術性などを求め、詰め手順や駒の動きなどに特徴を持たせて、
独立した作品として後世に残すことを主眼とする動きも盛んです。
古くは「詰むや詰まざるや」と謳われた宗看・看寿から、現代に至るまで、
「詰み」を読み切ること以上の芸術的創作も数多い、ずっと奥深い
世界でもあります。
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