詰将棋の問題で攻め側に玉を登場させることってありますか。

詰将棋の問題で攻め側に玉を登場させることってありますか。

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あります。



双玉詰将棋というもので玉が二つある意味としては、



①自分の玉が取られないようにしなければならないので指し手が結構限定される。



②相手が歩で合い駒した時、打ち歩詰めになる場合(＝歩での合い駒を防ぐ)



③利きの大きさで玉がなければ問題として成立しない、という時



等の理由が挙げられますが、玉が居るのにはきちんと理由があることをご理解ください。

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先の方の回答にもありますが、双玉詰将棋の最大のハイライトはやはり「逆王手の罠」だと思います。

実際の問題で見てみましょう。



大がかりですが、何か簡単に詰みそうにも見えます、9三角成とか6四角成とか、あるいは8六玉とかで。しかしこれらは全て双玉ならではの罠なのです。

①9三角成は8一玉で、馬も飛車も動けないため（逆王手）それっきり

②6四角成も6二馬が逆王手でそれまで

③8六玉も9六金、同香、同銀成と逆王手で返されてやっぱり詰みません

これらの罠をかいくぐって敵を詰まさなければなりません。



ちなみに正解は9三桂成、8一玉、9一角成、7一玉、8一馬、6二玉、6三香までの７手詰となります。